(公財)日本民謡協会 富山県連合委員会は富山の民謡好きな人を応援します。

(公財)日本民謡協会は昭和25年に創立された民謡協会で、富山県連合委員会は協会の富山支部として発足しました。
富山県は、おわらやこきりこなど日本有数の民謡県であり、県内各地に「民謡の会」があります。それぞれ民謡教室を開催しており、初めて民謡をされる方にも容易にご参加いただけます。
民謡は定年後に始められる方も多く、その大半が未経験の方です。民謡を奏でながら郷土を知ることには、格別な魅力があります。民謡に興味があり、初めて見たいと思われる方は、ぜひこの機会にお声掛けいただければ幸いです。
活動レポート
北陸地区教授会
2024/12/08
北陸地区教授会を開催しました。
開会に先立ち(公財)日本民謡協会本部より、令和6年能登半島地震で被災された方々へ義援金が贈呈されました。地震で甚大な被害に会われた方々も多く、その皆様のお役に少しでも立てたらと思います。まだ地震の前の暮らしには全く戻れていない方々も多くおられる中、この教授会にご参加頂いた方々には、心より感謝申し上げます。
今回の教授会は、岐阜県より郡上おどり保存会の皆様をお招きし、本場地元の郡上おどりを教えて頂ける貴重な講習会として企画しました。まずは 唄、三味線、踊り、それぞれの会場での講習です。受講される方々も熱心で、様々な質問が飛び交い、講師の先生方も地元保存会ならではの指導内容で、ためになり、和気あいあい、とても充実した講習でした。
それぞれの講習の後は1つの部屋に集まり、保存会の皆さんの演技をご披露いただきました。教えて頂いた後に見る先生方の演技は、やはり地元独特の味や雰囲気が素晴らしく、なかなか真似できませんが、大変勉強になりました。保存会の皆さんの演技に、踊りを習われた皆さんが輪踊りに加わり、161名のご参加を頂いた講習会は、充実の教授会となりました。
そして夜は懇親会です。こちらも97名の大宴会となり、大いに盛り上がりました。かわるがわるの民謡余興のオンステージ。時間に制限がなければ朝まで続いたと思います。会員の現象など民謡人口減少を感じる近年、いやまだ民謡会の未来は明るい、と感じられた時間でした。この素晴らしい文化を、我々の手でつないでいけたらと思います。
今回はご都合がつかずご参加いただけなかった皆様も、次回の教授会ではぜひともご参加をお待ちしています。郡上おどり保存会の先生方、会場の のとや 様、協会本部の先生方、ご参加頂いた皆様、役員スタッフとしてお仕事して頂いた先生方、皆様本当にありがとうございました。
義正会 佐藤 松博太
